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平屋ってどんな家?
段差のない平面の生活が出来る平屋。マンションのようなワンフロア生活でありながら屋外の自然とも触れ合いやすい平屋は、子育て世代にも人気が拡大しています。上下階の移動がない分、家事の負担も減りますが、デメリットもあります。
メリット、デメリットを理解した上で、自分にあったマイホーム購入の夢を叶えましょう。
覚えておきたい平屋人気の背景
①住宅の高耐久化
「夢のマイホーム」という言葉が示す通り、「家を持つ事」が目的となっていた時代とは異なり、50年、100年と長持ちさせるために「保証」や「メンテナンス」という概念がスタンダードとなりました。現在は「耐久性の高い長持ちする家」という考えが、ごく自然になっています。
②日本人の長寿化
建築基準法が出来た昭和20年代は、平均寿命が60歳ほど。現在はおおよそ男性80歳、女性は90歳の長寿の時代になっています。
「子育て期間」より長い「自分たちの老後の生活」を考えながら35歳で家を買う方も増えています。
③住宅ローンの低金利化
バブルの頃の住宅ローン金利は『5.5%』などでした。現在は金利上昇傾向が見られるものの『1.0%』を下回る低金利も見受けられます。同様に預金金利も大幅に下がった為、一生懸命、貯金して頭金を貯めるより買ってしまった方がお得な時代は子育て世代の購入意識を高めています。
④ネットワークが充実したIT化
「在宅ワーク」の普及により、「土地が小さくても通勤が楽だから都心部」という理由が減少しています。一歩外に目を向けてみると「広くて安い」土地もあり、老後までを考えた『庭付きの広い土地に生活しやすい平屋で』という「通勤」の優先順位が低い住宅購入も選択肢になってきています。
平屋ってどのくらい人気なの?
リクルート2023年注文住宅動向・トレンド調査によると、注文住宅建築者の中で平屋を建築した方の割合は2019年11.3%から2023年20.6%と大幅に上昇しています。建築者の5人に1人が平屋を建てている事になります。その中でも「北関東」、「四国・中国」、「九州・沖縄」エリアでは、30%を超えており3人に1人前後の方が平屋を選んでいます。
他方で都市部では少ない印象の平屋ですが、首都圏でも10.5%の方が平屋を建築しており、10人に1人の方が選んでいます。少しずつではありますが、都市部でも平屋を選ぶ方が増えてきています。
参考:2023年注文住宅動向・トレンド調査/(株)リクルート調べ(https://suumo-research.com)
参考:2023年注文住宅動向・トレンド調査/(株)リクルート調べ(https://suumo-research.com)
2023年の結果を年代別に見てみると、「20代」から「60代以上」の各年代すべて2019年より上昇しています。その中でも子育て世代である「20代」、「30代」でも人気が高まっていることが特徴的でしょう。
「20代」においては2019年12.8%から2023年には19.1%。
「30代」においては2019年9.2%から2023年には16.9%と若いファミリーの需要が増えており、家事、育児の負担を減らすアイデアとして、平屋人気の底上げとなっています。
参考:2023年注文住宅動向・トレンド調査/(株)リクルート調べ(https://suumo-research.com)
平屋のメリットデメリットは?
平屋ならではのメリットを3つご紹介
1.セカンドライフも安心の段差の少ないバリアフリー設計
年齢を重ねると誰しも運動能力は衰えていきます。段差の少ないバリアフリー設計はご自身の老後だけでなく、小さなお子様のいるご家庭でも安心して生活出来ます。2階のバルコニーもありませんので、転落事故の心配も少なく、「子育て期」から自身の「老後」まで家庭内の事故を軽減し、安全性の高い住まいが実現出来ます。
2.ワンフロア生活で家事負担を大幅軽減
家を購入するほとんどの方がマンションやアパート、いわゆる集合住宅にお住まいです。家を建ててからの後悔ポイントによく挙げられるのが、「上下階の移動が大変」というご意見です。集合住宅のワンフロア生活に慣れていた方が、洗った重たい洗濯物を持って2階バルコニーに干すのは、一苦労。掃除機の上下階の移動や、子供を寝かせつけたあとの1階での家事など、平屋であれば、これらが一切なくなり、家事負担を大幅に軽減してくれます。
3.家族とのコミュニケーションが取りやすい
玄関を入って階段から個室に行けるような間取りの場合は、子供の帰宅すらわからないこともありますが、生活がワンフロアで完結する平屋は顔を合わせる機会が多くなります。必然的にコミュニケーションも増えていきますので、家族の様子もわかりやすくなります。
失敗しないためにも知っておいて欲しいデメリットを3つ紹介
1.広い土地が必要
平屋を建てる際に一番ネックになるのは土地の広さです。3階建てが建ち並ぶような都市部では、30坪以下の土地が多いため、平屋建築は難しいかもしれません。敷地に対する建築可能な大きさを決める「建ぺい率」を50%とすると40坪の土地で建物が20坪。駐車場や庭などの外回りを考えると50坪以上必要と考えておいた方が無難です。
2.防犯対策とプライバシーの配慮が必要
2階の部屋であれば泥棒に入られる心配や、外から見られる心配は少ないですが、平屋の場合は全居室が1階のため、より多くの配慮が必要になります。音の出る防犯砂利を建物まわりに敷いたり、割れにくい防犯ガラスなどで対策する方法などの検討がオススメです。道路面から室内が見えることもありますので、プライバシーを守るために目隠しパーテーションや樹木を利用して外部からの視線がストレスにならないよう工夫をしましょう。
3.日当たり、風通しを考えたプランニングが重要
ワンフロアで大きな平屋は周辺環境によっては、日差しが部屋の奥まで届かなくなります。また2面に窓が設けることが出来る角部屋は4つになり、風通しの確保は事前に検討した方が良いでしょう。日当たり、風通しに配慮するのであれば建物を「コの字」や「L字」にして解決する方法もあります。いずれプランニング段階で「光の入り方」、「風の通り方」は必ず検討しておきましょう。
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