注文住宅でおすすめの間取りは?良い間取りのポイントを紹介!

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間取りの良し悪しは人それぞれ

『いい間取り』『人気のある間取り』と一言に言ってもご家族の人数や年齢によっては、参考にならない間取りとなってしまう事があります。
お子様が1人のご家庭と3人のご家庭では求めるものが全く異なります。ご夫婦間でも同じ間取りで感じ方が違う事はあります。
例えば『広々とした玄関ホール』を見た時に「ゆとり」と感じるか「もったいない」と感じるかは人それぞれ異なる事もあるでしょう。
自由にプランニング出来るからこそ様々なプランに触れつつも自分たちにあったアイデアを抜粋してご家族皆さんの納得のいく間取りを実現しましょう。

部屋の畳数よりも家具配置と収納を重視する

『18畳のLDK』、いざ入居してみると「思ったより広くない」と後悔する事も少なくありません。
一般的な建売分譲は16畳ほどが多いので比較すると広いのですが、家具のサイズや配置によっては狭く感じる事もあります。
畳数を1つの目安や会話の基準として使用するのは良いのですが、あくまで参考値に留めましょう。大事な事は家具やモノを中心としたライフスタイルから部屋の広さを決めていく事です。

特に家族や来客の集まるLDKは「家具」「モノ」「ライフスタイル」そして部屋の「形」を考慮しながら必要な広さを検証してみましょう。
また収納を充実させる事で快適な部屋を実現する事が可能です。『18畳のLDK』よりも『17畳のLDKと1畳の収納』の方が広々と利用出来る事もあります。
それだけではなくモノが室内に出てこない事で掃除も楽になり、急な来客に慌てる事もなくなります。部屋を狭くしても収納を設ける事でメリットとなる事もありますので収納を組み込む住まい作りを検討していきましょう。

後悔しない良い間取りのポイントはやっぱり収納

多くの時間を費やし夢にまで見たオンリーワンのマイホームで後悔だけはしたくないものです。
部屋の広さや家事などの動線は十分に考慮しても収納力で後悔する方は少なくありません。昭和時代から幾度となく言われ続ける『収納不足』は何故改善されないのでしょう。
これは家を建てる際に誰もが気にする『予算』と関りがあります。一見すると無関係に思われますが、実は密接な関係にあります。

注文住宅を検討する際には夢を盛り込み過ぎて予算オーバーという事が起こり得ます。その際に『予算オーバー=部屋数を減らす』や『予算オーバー=部屋を狭くする』という話にはほとんどなりません。大半の方が『収納』を減らして減額を考えます。結果として住んでから収納不足が起こります。

費用に換算すると1坪=2畳の収納で50万円減額もありえます。キッチンなどの住宅設備で同じ金額を減らす事は容易ではありません。
予算も当然大事な項目ですが、収納を減らす前に他に減額要素がないかしっかりと話し合いましょう。特に未就園児や未就学児のいらっしゃるご家庭は多めの収納計画を考える事が大切です。
ご自身が小学生であった頃よりも教科書、配布物、習い事の数など増えた物があるかと思います。『新築時よりもモノは増える』という前提の元に収納を作る事が失敗の少ない家作りには不可欠です。
後悔しないためにも予算と収納のバランスは常に頭の片隅に置いておきましょう。

間取りの大枠を決める3つのポイント

様々な要望が盛り込まれた間取りは複雑に見えますが、家の間取りはこの3つである程度の形が決まってきます。

  1. 玄関の位置をどこにするか
  2. 階段の位置をどこにするか
  3. リビングを通って階段がある間取りを希望しているかどうか

実例を挙げてご説明します。
まず(1)の玄関位置は『廊下の長さ』『日当たりの良い部屋の配置』に影響を及ぼします。

日当たり重視で南道路の土地を購入しても部屋が配置出来ないと宝の持ち腐れになってしまいます。また縦長や横長のプランでは廊下距離が長くなります。
(2)と(3)は階段になるので同時に確認していきましょう。

リビングを通る階段はリビング位置によって2階の配置が限定されてきます。蔑ろになりがちな2階ですが階段の配置によっては納戸などの+αの空間を取る事も可能です。

簡易ソフトなども販売され一般の方でも気軽に間取りが作れる時代になりました。
ご自身で1階のみを作成する方もいらっしゃいますが、一戸建の約90%が2階建と3階建です。
立体的に満足いくように最上階からプランニングをしてみましょう。裏を返すと満足のいく間取りに巡り合わない時にはこの3つのポイントを少しだけ変えてみる事で満足のいく間取りになる事が往々にある事を念頭に入れておきましょう。

人気の高いお薦めの間取り

実際の入居してからの声や建築会社としての経験値から間取りの中には満足度を高めるお薦めもありますので順に見ていきましょう。

ウォークインシューズクローゼット
玄関は「家の顔」と言われるお客様を迎え入れる場所です。
出来るだけすっきりと綺麗に見せるためにもたくさんの外部用品が収納出来るウォークインシューズクローゼットは採用したい間取りの1つです。
趣味や年代別に利用方法は異なりますが代表的な収納例を挙げてみます。

・幼児期子供用品
ベビーカー、三輪車、砂遊び道具、子供用自転車
・小学校・中学校子供用品
野球道具、ラケット、一輪車、縄跳び、ボール類
・庭、掃除道具
ほうき、ちりとり、剪定はさみ、ガーデニンググッズ
・趣味道具
キャンプグッズ、釣り道具、ゴルフバッグ
などが考えられます。他にもハンガーパイプを取り付けてコートを収納するのも人気です。

ウォークインシューズクローゼットの失敗例もご確認下さい

対面型キッチン
子育てファミリーのみならず各年代に人気の高い対面型キッチンは是非、ご検討いただきたい
スタイルです。最大のメリットは顔が見える事で家族とのコミュニケーションが取りやすい点でしょう。
他にもキッチンの明るさや後片付けの軽減などにも高評価をいただきます。
特にお子様の小さなうちは目が届く安心感が人気です。

対面型キッチンの失敗例もご確認下さい

パントリー
共働きご夫婦が増えて週末に買い物に行き『ストック』するというライフスタイルが増えてきました。
乾物や缶詰など常温で保存可能な食材収納として非常に重宝します。
昨今では様々な自然災害に備えてレトルト食品や水などをストックする用途も出てきました。
日常生活ともしもの備蓄の双方を満たすパントリーは人気の高い間取りです。
気を付けたいのはパントリーを重視し過ぎてカウンター型のカップボードを減らしてしまうと電子レンジなどの家電スペースが減りますので、注意が必要です。
配置が難しい際には床下収納庫なども活用しましょう。
書斎コーナー
以前は読書や趣味などの『自分時間』として書斎が主流でしたが、リモートワークの推進と共に『仕事場』としての書斎が要望として増加しました。
まだまだ浸透していない企業も多いですが、今後の時代の変化に対応する意味でも書斎はお薦めです。
間取りの形式としては「リビングの一角」、「リビング続きで間仕切り可能」、「個室型」など様々な形があり、一長一短がありますので自分にあった形を模索してみて下さい。
奥様用の書斎に関してはリモートワークを行いながらの食事の準備などが容易なキッチン付近が便利です。
共用本棚
本も雑誌も電子書籍が増えてきました。しかし紙面には家族で共用出来る良さもあり、リビングに溢れる事もしばしばです。実際に本の置場を作らない方も多いですが、リビング設置であればお子様のリビング学習の際にも役立ちます。
以前は子供部屋など個室に作る事が多かったのですが、就寝時の地震などの安全面を考慮して近年では減少しています。
2階の廊下に作り個室に持って行くスタイルやリビングで手軽に手に取れるスタイルがお薦めです。

子育てファミリーにお薦めの間取り図

先人の経験の中で様々なアイデアが生まれ、そして技術の進歩の中で多様なライフスタイルが生まれました。
ここではこれまでの説明を踏まえながら一般的に多い30坪ほどの4LDKをベースにプランをご紹介したいと思います。
まず面積の単位について知っておきましょう。

『1坪=2畳=3.31m²』

収納力を重視したリビング続きの和室付き4LDK
延床面積:103.71m²(31.3坪)インナーバルコニー:4.96m²(1.5坪)含む
【ポイント】
  • ・人気のウォークインシューズクローゼット
  • ・玄関ホールから洗面所に入れる手洗い動線
  • ・家族全体を見渡せる対面型キッチン
  • ・家事動線で人気のキッチン~洗面所動線
  • ・多用途に使える便利な2wayの和室
  • ・納戸または書斎として使える3畳のフリースペース
  • ・急な雨でも安心の屋根付きインナーバルコニー
奇をてらう事のないシンプルな4LDKは売却や賃貸などの際の第三者評価を得やすいとも言えます。
またご自身の老後のバリアフリーの意味でも和室がある事は安心感になります。いずれにおいても「もしも」を考える際には不変的な人気の間取りです。
この間取りをベースプランとして様々な変化を見てみましょう。
『コストを下げたい』や『ミニマリストの暮らし』に応える3LDK
延床面積:92.12m²(27.8坪)インナーバルコニー:5.79m²(1.75坪)含む
【ポイント】
  • ・リビングを通って居室に向かうリビング階段設計でコミュニケーション配慮
  • ・和室をやめる事でゾーンにメリハリをつけたゆったりLDK
  • ・主寝室には大きな物も収納出来るウォークインクローゼットを配備
利用方法が漠然とした和室よりもゆったりとしたLDKの方が適している事もあります。
間取り全体で3坪縮小出来ると150万円減額出来る事もありますので、建物のサイズは常に意識しておきましょう。
特にお子様1人のご予定の方は一般的な4LDKではなく部屋数を減らしてゆったり暮らせるライフスタイルはお薦めです。
和室はいらないけど書斎とファミリーライブラリーが欲しい方の3LDK
延床面積:103.71m²(31.3坪)インナーバルコニー:4.96m²(1.5坪)含む
【ポイント】
  • ・リビング続きにファミリーライブラリーを設けて共有本棚ですっきりリビング
  • ・リモートワークにも対応可能な半個室型書斎
  • ・LDの広さやファミリーライブラリーなど家族の集まりやすり魅力あるリビングの実現
多用途の和室を不採用とすることで生まれる6畳の空間を書斎やライブラリー、リビングの一部に還元した例です。
4LDKのベースプランと同じ面積ですがLDKに人が集まりやすい工夫が盛り込まれています。
子供3人の部屋を確保した5LDK
延床面積:108.68m²(32.8坪)跳ね出しバルコニー:4.96m²(1.5坪)含む
【ポイント】
  • ・建売分譲やマンションには少ない5室を確保したプラン
  • ・主寝室には夫婦それぞれのクローゼットを配備
お子様3人の方で家作りに苦慮されるのがこの2階に4部屋設けた間取りです。
一般的なプラン集や建売分譲では見掛ける事は少ないかと思いますが、さほど大きくせずに作る事も可能な人気のタイプです。
1階の和室を不採用として広々LDKも一考の価値があります。

~番外編~
家事に配慮したはずが、お住まいいただいてから苦労されるのが「洗濯」です。
理由として2つあります。
1つはアパートなどの平面生活から洗って重くなった洗濯物を持って階段を上がる生活に変化した為。
そしてもう1つは子供の成長と共に服のサイズが大きくなり、より洗濯物が重くなる中で自身の体力が徐々に低下していく年齢になっている為です。
洗濯は家事の中でも一番体力を使う重労働かもしれません。
この洗濯に配慮した間取りをご紹介したいと思います。
2階に洗面所、浴室を配置した洗濯動線重視の4LDK
延床面積:110.96m²(33.5坪)跳ね出しバルコニー:5.79m²(1.75坪)含む
【ポイント】
  • ・洗面所からバルコニーの動線を短くし動き負担を軽減
  • ・1階玄関ホールには手洗い洗面を設置
  • ・洗面所などを2階に配置する事でゆったりLDKの実現
  • ・主寝室7畳とは別に3畳の大型ウォークインクローゼットを配備
2階に洗面所、浴室を設ける事で上下階のバランスがよくなります。
広々としたLDKや収納力を充実させる事も可能です。注文住宅ならではの隠れた人気の間取りです。
住まいの理想、平屋の3LDK
延床面積:92.12m²(27.8坪)ウッドデッキ別途
【ポイント】
  • ・階段のないバリアフリーの平面生活
  • ・玄関からパントリー、キッチンへ入れる買い物動線
  • ・L字型LDKでプライベートとパブリックのゾーン分けプラン
  • ・ダイニングゾーンにスタディコーナーを設けて多用途に活用
  • ・家の中心にリビングを配置してリビング中心のライフスタイル
  • ・納戸を2畳設けて収納不足に配慮
  • ・上下階の洗濯動線や老後の心配も少ない長く住めるマイホーム
平屋は年々人気が上がってきています。
問題点は土地の広さが必要な事と洗濯物をどこに干すかの2点かと思います。
問題点が解消出来れば非常に住まいやすい憧れの注文住宅です。

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