建築スケジュール

最初にハウスメーカーと打合せをスタートしてから、家が建つまでには、最低8ヶ月程度の時間がかかると考えた方がいいでしょう。

「あれ？イメージよりも意外に長くかかるんだな。家って3ヶ月くらいで建つと思ってた」という方がいらっしゃるかもしれませんね。でもそのイメージはあながち間違いではありません。というのも、工事期間（着工～完成）だけで言えば、確かに3ヶ月程度だからです。

どんな家を、どの会社に頼むのかを決めるステップです。 まず初回の打ち合わせでは、ハウスメーカーの特徴を確認し、次回以降のプラン提案に向けて、どのような家を建てたいのかを伝えます。

どのような家が建てたいのか？なんていうと構えてしまって、言葉で言い表すことを難しく感じる方もいるかもしれませんね。でもまったく不安に感じる必要はありません。仮に具体的な要望やイメージが言葉にできなかったとしても、ハウスメーカーの担当者が上手に話を引き出してくれます。相談してみたいハウスメーカーがあれば、気兼ねなく、思いの丈を伝えてみましょう。

プラン（間取り）の提案を受けたら、それをいくらで建てることができるのか、見積りをお願いしてみましょう。

ここで慎重に検討することはとても重要なことですが、必要以上に時間をかけすぎるのはおすすめしません。ニュースにもなった資材の高騰が代表的な例ですが、経済状況の変化、また建材や設備の刷新で、最初に描いていた青写真通りに事が運ばなくなってしまった・・・ということにもなりかねません。

見積り金額と合わせて、使う建材や設備の仕様を確認して、納得のいく内容であれば契約を結びます。

工事に入るまでの準備期間のステップです。
【契約＝家の内容が確定している】と考えがちですが、そうではありません。まずはプランの最終確認を行い、続けて様々な仕様を決めていきます。例えば、屋根・外壁、フローリングやクロスの素材、色を決めたり、キッチンなどのショールームを見学して設備を決めたり、照明やコンセントの位置を決めたりと、細かい部分の設計を詰める必要があります。

決めなければならない事柄が多く、その分、打ち合わせも多いので少し大変ですが、家族の暮らしにあった個性豊かな家を建てることができるのは注文住宅の醍醐味です。大変だった打ち合わせも、終わってみると淋しいという方がいるくらいですから、なかなかないこの機会を大いに楽しみましょう。

またこの間は、ハウスメーカーも工事に入るための準備を進めます。建築確認等の法的な手続きはもちろんのこと、打ち合わせによって決まった資材の準備や専門業者、職人の手配を行う等の段取りを進めます。

いよいよ工事のステップです。
9割ほどの方が『地鎮祭』という祭事を着工前に行います。
着工は「地縄張り」と言って、敷地に縄を張って、建物の配置を確認することからスタートします。建築中の様子を見ることができるのも、注文住宅の醍醐味のひとつです。特に、建物が上棟するまでの基礎の配筋工事やコンクリートの打設、土台や柱の建て方工事は、建物の安全性に影響する重要な工事です。

上棟までは小まめに足を運んでも、現場に動きがない日があるかもしれませんが、上棟してからはたくさんの職人さん、様々な工種の業者さんが目まぐるしく動き、建物の様子も日に日に変わっていきます。図面やパースで見ていた我が家が、たちまち目の前に立ち現れて、いよいよ我が家ができるんだなあという実感が沸いてくる楽しい時間です。