家づくりにつかう集成材とは？住宅建築工程のプレカットについても解説

集成材とは？

木造住宅の建築に一般的に使用されている集成材とそれを加工するプレカットをご紹介します。集成材はその性能と価格的なメリットから木造住宅に広く利用されており、住宅建築に欠かせない材料といえます。プレカットはあらかじめ工場で木材を加工することですが、プレカットによって現場の作業工程を大幅に短縮することが可能となりました。例えば、30坪の家の構造材をつくる場合、1人の手作業で20日かかっていた工期が、わずか1日に短縮されます。木造軸組構法におけるプレカットの利用率は2016年に92%（＊）に達しており、プレカットも住宅建築に欠かせない工法といえるでしょう。
（＊）一般社団法人全国木造住宅機械プレカット協会調べ

第１話　集成材工場編

飯田グループの新築一戸建ての骨組みに使っている材料は『集成材』です。「集成材ってなに？」「なぜ集成材を使用するの？」「構造的に問題ないの？」などなど、『集成材』に関する疑問を工場見学で劇団スカッシュさんが解き明かしていきます。人と機械によってスピーディかつ安定した高品質を実現する仕組みとは・・・？！見ごたえ十分な動画になっています。劇団スカッシュさんが見学したファーストウッド大野集成材工場の様子をぜひご覧ください。

第２話　プレカット工場編

普段聞き慣れない言葉だと思いますが、“飯田グループの家”のカギとなるのがこの『プレカット』なんです。従来手作業で加工していた木材住宅の柱や梁の継ぎ手・仕口をあらかじめ工場で機械を使って加工することで、建築現場での作業期間を大幅に短縮しています。正確な角度での木材カットや、木材と木材を繋ぎ合わせる『ほぞ』の加工など、高度な職人技を機械でオートメーション化している様子をぜひご覧ください。機械の完璧な加工に劇団スカッシュさんも大興奮です！！

不動産用語解説

集成材

集成材とは、切り分けた木材を乾燥させて接着剤ではり合わせた人工の木材です。集成材のメリットは品質の安定と扱いやすさといえます。集成材になる前の板材はきちんと選別した上でよく乾燥されているので反りや割れが少ないです。品質が安定しているので、扱いやすい木材といえるでしょう。住宅だけでなく、家具のテーブルの天板の素材にも使われています。

プレカット

プレカットとは、木造住宅の柱や梁の継ぎ手・仕口を、現場での施工前に工場などで加工しておくことをいいます。古くから見られた伝統工法や在来工法では、工事現場で大工職人が部材を加工しながら建てていましたが、プレカットであらかじめ工場で機械的に加工することによって、現場での作業短縮や材料のロスの軽減、品質の均一化を実現しています。プレカットとは、効率的に高い品質の住宅を建築する為のための工法ともいえるでしょう。