マンション購入のメリット
- 立地が良い物件が多い
- 戸建て物件と比較すると、マンションの方が駅に近い物件が多く、利便性が良い傾向にあります。
利便性が良い土地は、必然的に土地代が高くなってしまいますが、マンションであれば1つの土地に複数の世帯が集まっているので一戸あたりの土地代が安くなり、利便性の良い土地でも手の届く価格となるのです。 - 共用設備が整っている
- 各々のマンションによりますが、敷地内にゴミ捨て場があり24時間いつでもゴミ出しができたり、オートロック・防犯カメラなどのセキュリティ設備や、災害の際に心強い備蓄倉庫や自家発電装置など、便利で安全に過ごすことができる設備を備えています。
- 快適で安心な間取りと設計
- 広さの面では戸建てに劣りますが、ワンフロアならではの無駄が無く効率的導線で間取りが作られています。
また、段差や階段を使う必要がない為、バリアフリーで障害者や高齢者にも暮らしやすい設計となっています。 - 建物の構造に優れていて災害に強い
- マンションは構造上、気密性や断熱性が高い特徴があります。その為万が一火災が起きたとしても火が燃え広がりにくく、被害を最小限に抑えることができます。
また、マンションの構造に多く用いられる鉄筋コンクリート造・鉄筋鉄骨コンクリート造は、強度が高く、耐久性に優れており、地震や台風などの災害発生時も比較的被害が小さいとされています。
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マンション購入のデメリット
- 騒音に気をつける必要がある
- 最近のマンションは防音性が向上しているものの、同じ建物で上下左右が隣接している為、ある程度の生活音は騒音として発生してしまいます。クレームが来てご近所トラブルにならないよう、気をつけて生活する必要があります。
- 建物使用についてのルールがある
- 入居時に、管理組合で定めたマンションで快適に暮らす為のルールが記された管理規約が配布されます。
例えば、将来的にリフォームなどする場合、事前の届け出や隣戸の承認が必要だったり、共有部分のベランダや窓、玄関のドアは勝手にリフォームや修理が行えませんので注意しましょう。
その他にも、ペット不可だったり、飼えるペットに制限がある場合もありますので、管理規約は事前にチェックしましょう。 - ローン支払い以外にも毎月の費用がかかる
- マンションでは、共用設備や建物を快適に安心して使うことができる反面、その維持に必要な、管理費・修繕積立金といった費用が発生します。
また、車や自転車がある場合、駐車場代・駐輪場代など毎月の費用がかかることになりますので、毎月の資金計画はしっかり立てていきましょう。
戸建て購入のメリット
- 騒音に気を使ったり、規約を気にせず自由に過ごせる
- 戸建ては建物として独立しているので、足音や、掃除機、洗濯機など騒音を気にせずに過ごすことができます。
また、共有部分なども無いので、敷地内でガーデニングやバーベキューをしたり自由に楽しむことができます。
そして、ペットの制限もありませんので大型犬を飼ったり多頭飼いも可能です。 - 敷地内に駐車場や駐輪スペースがある
- 戸建ては敷地内に駐車スペースや駐輪スペースが確保されていることが一般的です。そのため駐車場代がかからず毎月の出費を抑えることができます。そして、敷地内にあるので、買い物をしたときなど荷物の出し入れが楽なのも嬉しいメリットです。
- 毎月の固定費がかからない
- 戸建ては、自身で建物の維持や管理を行っていくことになるので、マンションのような管理費や積立修繕費などがかかりません。月々の支払いが無いという点では、負担は軽くなるでしょう。ただし修繕は必要ですので、計画的に修繕費用を貯めておきましょう。
- 土地・建物全て自分の資産になる
- マンションと違い、戸建ては土地・建物全て自分の資産になります。通常、戸建ての建物部分の資産価値は20年~30年程で価値が無くなってしまうと言われていますが、土地の資産価値は住み続けたからといって下がらないので安心です。
戸建て購入のデメリット
- 自分で建物のメンテナンス管理をする必要がある
- 建物は常に雨風や紫外線にさらされている為、日々劣化していきます。長く快適に暮らしていく為にも、定期的なメンテナンスを行っていく必要があります。メンテナンスを怠っていると腐食が進み、余計に費用がかかる場合もあるので注意しましょう。
- 駅までの距離が遠い物件が多い
- 駅に近いと土地代が上がってしまう為、戸建ては、駅から少し離れていたり、バスが必要な物件が多い傾向にあります。利便性は低くなりますが、静かな住宅街で落ち着いて暮らせるというメリットもあります。
- セキュリティ面がやや心配
- 戸建ては侵入しやすい窓などの開口部が多く、泥棒に狙われる比率はマンションより高くなります。基本的には防犯設備は付いていませんので、不安な場合は防犯カメラ・防犯シャッター・補助鍵などを設置し、さらにホームセキュリティに加入するなどして対策していきましょう。
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飯田グループでは戸建の定期的なメンテナンス点検・工事も承っております。
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マンション・戸建て住み心地の違いを比較
ここまでマンション・戸建てそれぞれの購入のメリット・デメリットについてご紹介しましたが、果たしてどちらの方が住み心地が良いのでしょうか。比較して見てみましょう。
マンション | 一戸建て | |
---|---|---|
立地 | 駅に近く交通の利便性が高い | 駅から離れている物件が多い |
広さや間取り | 広さの面では戸建てに劣るが、無駄が無く効率的導線で間取りが作られている | マンションより広さが確保されている |
セキュリティ | オートロック、防犯カメラ、管理人が常駐していたりとセキュリティが整っている | 自ら防犯設備を揃える必要がある |
駐車場 | 駐車場まで距離がある | 敷地内にあるので荷物の出し入れが楽 |
設備 | 共用設備が整っている | マンションのような共用設備はない |
管理 | 建物の管理や清掃が行き届いている | 建物のメンテナンスなど自分で管理する必要がある |
騒音 | 上下左右の隣戸に配慮が必要 | 騒音に気を使わずに過ごせる |
災害 | 構造上災害に強い | マンションよりも劣るケースが多い |
バリアフリー | 段差や階段を使う必要がない為、バリアフリー | 平屋以外は階段を使う必要があるので、怪我をした時や老後は大変 |
リフォーム | マンションや隣戸へ確認が必要 | 自由にリフォームできる |
庭・ベランダ | 共用設備のため使い方に制限がある | ガーデニングやバーベキューなど自由に使える |
ペット | ペット不可や制限がある | 自由に飼える |
それぞれ、メリット・デメリットがありますが、どちらが良いか迷う場合は、何を優先したいか整理して考えてみましょう。
不動産購入後にかかる費用と違い
住宅購入後、ローン支払いの他にどんな費用がかかるのでしょうか。戸建て・マンションそれぞれ独自にかかる費用についても解説していきます。
不動産取得税
不動産取得税は、家や土地など不動産を取得した時に都道府県に支払う税金で、不動産を取得したときの1回のみかかります。
税額は、固定資産税評価額×税率で計算されます。固定資産税評価額は、各市町村が設定しており、実際に購入した価格では無く、土地の場合は時価の7割程で、建物の場合は5~6割程度が目安です。
ただでさえ家の購入には高額な費用がかかるので、課税されると更に苦しい所ですが、不動産取得税には、軽減措置があり、条件を満たしていれば固定資産税評価額から1,200万円の控除を受けることができます。忘れずに申請しましょう。
固定資産税・都市計画税
固定資産税・都市計画税も、家や土地など不動産を取得した時に市町村(東京23区は東京都)に支払う税金で、毎年課税されます。
固定資産税の税額は固定資産税評価額×標準税率1.4%で計算され、都市計画税は固定資産税評価額×標準税率0.3%で計算されます。 固定資産税に関しても軽減措置が適用され、新築戸建ては3年間、マンションは5年間固定資産税額が2分の1減額されます。(適用対象は2022年3月31日までに新築の場合)
また、長期優良住宅なら減額期間が、新築戸建ては5年間、マンションは7年間と一般住宅よりも優遇されています。詳しくは、各自治体のホームページをチェックしてみましょう。
火災保険・地震保険・家財保険
住宅購入後、ほとんどの人は火災保険に加入します。住まいの保険は火災保険が基本となり、これに付帯して地震保険、家財保険に加入するのが一般的です。
保険にかかる費用は、地域・建物の構造・築年数・評価額・家族構成・年齢などにより保険料が変わってきます。
また、保険の保証内容や申し込む保険会社によっても費用が変わってきますので、複数の保険会社で見積もりを取り比較して選びましょう。
リフォーム費用
壁紙・フローリング・水回り・給湯器など、築10~20年経つと、少しずつ修繕や取替が必要な箇所が出てきます。将来の修繕に向けて自ら資金を積み立てておきましょう。
飯田グループのリフォーム
キッチンや浴室、洗面化粧台など水廻りの修理をはじめ、フローリングの張替え、壁の撤去(補強込み)、さらに防音対策や屋根裏収納まで、飯田グループ各社が幅広くご対応いたします。
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戸建て住宅にかかる費用
外まわりの修繕費用
屋根・外壁・給排水設備など、マンションでいう共用部にあたる部分の修繕費用が自己負担となります。
劣化状況によりかかる費用が変わってくるので、大規模な修繕が必要になり思わぬ出費にならないよう、定期的に点検を行っていきましょう。
マンション購入後にかかる費用
修繕積立金
マンションは、長くに渡って安心・安全な暮らしが維持できるよう、定期的に外壁の塗り替えや、配管設備の交換など、大規模な修繕が行われます。
その修繕費用として毎月積立てておくのが修繕積立金です。他にも火事や地震など想定外の事態が起きた際の修繕費としても使われます。
管理費
修繕積立費用と混同しがちですが、管理費は日々の快適で安全な暮らしを保つためにかかる費用で、例えば共用部分の廊下やエントランス、ゴミ捨て場の清掃、エレベーターや自動ドア、消化・防火設備の点検、共用部の水道光熱費などに充てがわれます。マンションにより管理費は異なります。
駐車場代・駐輪場代
駐車スペースが付いているのが当たり前な一戸建てに対し、マンションでは毎月駐車場代を支払い借りる形となります。駐車場代は月に5,000円から高い所ですと30,000円を超えることも。駐輪場も借りるとなるとさらにコストがかさみます。駐車場代・駐輪場代もしっかり資金計画に組み込みましょう。
マンション・戸建て資産価値で選ぶなら?
戸建は、20年~30年で建物の資産価値が無くなると言われていますが、建物の資産価値がなくなっても土地の資産価値は住み続けたからといって下がることは無いため、一定の資産価値を保ち続けることができます。
マンションも近年では、駅の再開発により購入時よりも価値が上がるケースも見られています。
しかし、何十年も長く住む場合、資産価値は落ちていくのは避けられません。
以上の通り、戸建てとマンションのどちらが資産価値が高いかを評価することは難しいものです。
不動産購入時に資産価値を重視する場合は、専門家の意見を聞いて、自身でよく検討する必要があるでしょう。