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建売住宅とは?分譲住宅との違いや購入のメリットデメリットを徹底解説

更新日 

戸建住宅を探し始めると、建売住宅、分譲住宅、注文住宅など、様々な種類や呼び方が出てきて、最初は戸惑いますよね。
ここでは、その中でも「建売住宅」について、特徴や、メリット・デメリット、さらに購入の注意点や入居までの流れについて詳しくご紹介していきます。

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建売住宅とは?どんな特徴があるの?

建売住宅

建売住宅とは、建物と土地がセットになって販売されている住宅の事を指し、デザインや間取りなどの設計プランが決まっているのが特徴です。
販売されるタイミングは様々で、以前は建築済みの住宅が主流でしたが、今では着工前や建築中から販売されている住宅もみられます。

契約から引き渡しまでは、完成済みの住宅であれば1ヶ月程度、建築前であれば4ヶ月程で入居できる事から、スピーディな購入が可能になります。
販売価格も比較的安く、建築済みの状態で売っている事が多いので、生活のイメージがつきやすいといった点も魅力的です。

次に、分譲住宅、注文住宅との違い、それぞれの特徴についてご紹介していきます。

建売住宅と分譲住宅の違いとは?

分譲住宅も建売住宅と同様に、建物と土地がセットになって販売されている住宅の事を指します。
唯一の違いは、住宅の売り出し方にあり、分譲地に建てられた住宅の事を分譲住宅と呼びます。
しかし中には、分譲地に建売住宅が建てられるケースもあるため、明確な違いは無く、ほとんど同じ意味と言っても良いでしょう。

分譲住宅の特徴

皆さんも、街で同じような外観の住宅が並んでいるのを目にした事はありませんか?
分譲住宅は、まとまった土地を分割し、そこに同じような規格の家が建てられます。
10区画以下の分譲地から、大きい規模だと100区画以上にもなり、外観が統一された家がずらりと並ぶと、まるで綺麗な街並みのように感じられます。

建売住宅と注文住宅の違いとは?

建物と土地がセットになって販売されている建売住宅に対し、注文住宅は、土地と建物それぞれで契約する必要があります。
土地を持っていない場合、一般的に土地探しから始まり、土地が決まれば、ハウスメーカーに施工を依頼する流れとなります。(建築士に設計を依頼する場合は、施工会社などへ建築工事を依頼することも必要になります。)
土地購入から引渡しまでは、およそ1年。長ければそれ以上かかるケースもあります。

注文住宅の特徴

注文住宅は、なんといっても間取りや、デザイン、設備など、自分の理想の設計プランでマイホームが建てられるのが特徴です。建材や設備なども自由に決める事ができるので、こだわりたい部分にはお金をかけて、それ以外の部分は節約するなど、予算の調整が可能です。

建売住宅を購入するメリットとデメリット

建売住宅の意味が明確になったところで、次は、建売住宅を購入するメリットとデメリットについてご紹介していきます。
どんな方が建売住宅の購入に向いているのか見ていきましょう。

建売住宅を購入するメリット

予算が抑えられる
建売住宅は、デザインや間取りが規格化されている為、ハウスメーカーは、建築資材や設備機器、内装材などをまとめて調達することで、建築費を圧縮しています。また、建物が規格化されていることで、営業担当者が建物の仕様を顧客と調整する必要が無いため、注文住宅と比較して、人件費も圧縮することができます。以上のように、建売住宅は建築費と人件費を抑えることでコストを安く抑えています。
また、建売住宅は、電気、ガス、水道などのインフラ設備が整備されていて、外構工事も済んでいる住宅が多いので、追加工事を行なう必要がありません。
早く入居できる
建売住宅は、完成済みや、建築プランが決まっている状態の住宅を購入する事になるので、土地探しや、建築プランの打ち合わせが無い分、早ければ検討から1ヶ月程度で入居する事が可能です。できるだけ早く引っ越しをしたいという方におすすめです。
購入前に確認できる
建売住宅は、完成している住宅を実際に見て選ぶ事ができるので、購入前にデザインや間取り、設備などをしっかり確認してから購入を決めたいという方には嬉しいメリットとなります。
完成していない場合でも、同じような規格の家を見学する事もできるので、実際の設備を見て、生活のイメージを明確にする事ができます。 
土地がセットになっている
建売住宅は、土地と住宅を同時に購入できるというメリットがあります。
注文住宅の場合、土地と建物を別々で検討・購入するので、その分手間がかかりますが、 建売住宅は同時に行うので、手間も少なくなります。建売住宅は現時点で土地を所有していない方におすすめです。

建売住宅を購入する際のデメリット

デザインや間取りが選べない
建売住宅の場合、すでに完成している、または建築プランが決まっているため、注文住宅のように、自分好みの間取りや内装にする事ができません。
ただし、建売住宅でもハウスメーカーによってデザインや間取りが異なるので、その中から自分の好みの住宅を選ぶというのも手かもしれません。 
工事の過程がチェックできない
建売住宅は、完成している物件を購入する事が多いため、基本的に建築途中の工程をチェックする事ができません。
そのため、手抜き工事が行われていないかという不安を抱く方もいらっしゃるでしょう。
もし心配な場合、費用はかかりますが、一級建築士などプロに依頼し、購入前に設計状況や、欠陥がないかをチェックしてもらいましょう。 

建売住宅購入に向いている人とは?

ここまで、建売住宅購入のメリットやデメリットについてご紹介してきました。
次に、建売住宅の購入に向いている人とはどんなタイプの人なのか、確認していきましょう。 

予算を抑えたい
早く入居したい
事前に完成した物件を見てから購入したい
土地を持っていない
このようなタイプの方は、建売住宅に向いていると言えるでしょう。

建売住宅を購入する際の注意点

アフターサービスはあるのか
建売以外の住宅でも確認しておきたい項目ですが、アフターサービスは付いているのか、また、それはどんな内容なのか、事前にチェックしておきましょう。
実際に住んでみて、設備などに不具合が発生することがあります。
そんな時、アフターサービスが無かったり、その内容が十分で無かったりすると、後々苦労する事になるでしょう。 
周辺環境を確認しておく
建売住宅を購入する際は、周りの環境も大切になってきます。
駅までのアクセスは良いのか、スーパーや病院は近くにあるのか、子供がいる家庭であれば、学校に通いやすい立地であるか、公園はあるのか、生活していく上で重要なポイントになってきます。
また、できれば夜になった時の環境もチェックしておきましょう。昼間は明るくて良い感じに見えても、夜は街灯が少なくて、夜道が危なそう…など、気づく事があるかもしれません。子供のいる家庭であれば、周辺環境が安全であるかも事前に注意しておきたい項目です。

建売住宅に入居するまでの流れ

  • ① まず、予算や立地など、希望条件を整理し、不動産情報サイトを利用したり、不動産仲介会社に相談したりして、物件探しをスタートします。
  • ② 気になる物件が見つかれば、実際に見学にいきましょう。
    完成前の物件であっても、建築過程の様子が確認できれば安心に繋がります。
  • ③ 購入したい物件が見つかったら、購入の申し込みをして、契約へ進みます。
  • ④ 契約後、建物の外観や内装、設備などに問題がないか確認します。
    もしここで不具合があれば、修繕を行い、その後引渡しを受けます。

契約から引渡しまでの期間は、完成している物件であれば1ヶ月程度、建築段階であれば4ヶ月程度かかります。

いかがだったでしょうか。今回は、建売住宅の特徴や、メリット・デメリット、さらに契約時の注意点や入居までの流れについてご紹介しました。
建売住宅は、予算を抑えて、早く購入したいという方におすすめといえるでしょう。
マイホームの購入は、一生に一度の大きなお買い物。後悔しないためにも、見学や周辺環境のチェックを入念に行い、色々比較してみてはいかがでしょうか。

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