ライフスタイルの見つめ直し
まずは、今の住まいで感じている「ここが不便だ」「これが足りない」と感じている点をリストアップしましょう。これにより、次の住まいで重視すべきポイントが見えてきます。
- 収納が足りなくて物が片付かない
- 駅から遠くて通勤・通学が大変
- 隣人や周囲の騒音が気になる
- 部屋数が足りず、プライバシーが確保できない
- 陽当たり、風通しが良くない
- 専用の駐車場がなく、毎月の駐車場代の負担が大きい。
など、現状の課題を明確にすることによって、新居で解決したいポイントが具体化されます。

また、住まいは一度購入すれば長期間住むことが一般的です。そのため、現在だけではなく、
- 子どもが大きくなると自分だけの部屋が必要になるので、部屋数に余裕のある住まいがいい。
- 老後の生活を考えると、バリアフリー対応が施され、階段には手すりがついている住まいがいい。
など、将来のライフスタイルに目を向けることも大切です。
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具体化と数値化による理想の整理
次に、理想をできるだけ具体化し、数値化するようにしましょう。理想が漠然としていると、物件を比較する際の判断が難しくなってしまいます。例えば以下のように考えます。
広さ
「広い家や広いリビングがいい」ではなく、「3LDK以上」「延床面積100㎡以上」「リビング16帖以上」など、具体的な数字で表現します。
距離
「駅近がいい」ではなく、「駅徒歩10分以内」「通勤時間が1時間以内」など、具体的な時間や距離で条件を明確にします。
価格
「なるべく安い方がいい」ではなく、「購入価格は3000万円以内」「月々のローン返済額は8万円以下」など、具体的な金額を設定します。
このように具体的で明確な理想を設定することで、物件情報を効率的に絞り込むことができるようになります。

エリアの選定
そして、住まい探しの中でも特に重要な要素である住む場所、エリア選びでは以下の点を考慮しましょう。
通勤・通学の利便性
自宅から職場や学校までの距離や時間を考慮します。電車やバスの本数、通勤・通学時間帯の混雑状況も確認しましょう。
周辺環境
スーパー、コンビニ、病院、飲食店、銀行、公園など、日常生活に必要な施設が近くにあり、快適に暮らせそうかどうかチェックしてみましょう。
治安
エリアの治安情報を確認し、安心して暮らせる地域を選びます。夜間の雰囲気や、小さなお子様がいらっしゃるご家庭であれば通学路の安全も確認しましょう。
将来性
再開発が進んでいるエリアや、人口増加が見込まれる地域であれば、地価が上昇する可能性があります。
理想に優先順位をつける
今まで解説してきたように、住宅探しには多くの理想があるものです。しかしながら、そのすべての理想を満たす物件を見つけるのはほぼ不可能です。そのため、理想にしっかりと優先順位をつけることが非常に重要になります。
以下のように理想を分類し、優先順位を明確にすることによって、物件選びの際に迷わずに判断することができるようになります。
絶対に譲れない条件
これが満たされなければ購入の候補にならない、どうしても外せない条件です。例えば、「通勤時間が1時間以内」「希望小学校の学区区内である」「予算内である」など。
叶えたい条件
絶対ではないが、可能であれば満たしてほしい条件です。例えば、「駐車場が2台分ある」「南向きで日当たりが良い」「駅徒歩10分以内」など。
あれば嬉しい条件
優先度は低いが、満たしていれば生活がより快適になる条件です。例えば、「ペット用の庭がある」「浴室に窓がある」「収納が多い」など。

まとめ
家族構成やライフスタイル、将来のビジョンをもとに住まいに対する「理想を整理し、優先順位をつける」というステップは、住まい探しの基盤を作る重要なプロセスです。焦らず、一つ一つの理想を丁寧に見直しながら、自分たちにぴったりの住まいを見つけてください。
住まい探しは「自分と家族の未来をデザインする作業」とも言えます。ぜひ、理想の暮らしを実現するための、はじめの一歩を踏み出してください。
